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今年度会議きろく

毎回の会議きろくを紹介していきます。

 

① 6月12日(木)・本庁会議室

 

■役員について:座長・石田さん 副座長・小谷さんと西村さん

 

■連絡方法

・従来通りフェイスブックで行う

・今年度版のグループを新しくつくり、事務連絡等はそちらで行う

・議論や意見交換は従来のグループで行う

■会議日程について

・基本的に第2木曜日に開催

・参加者が半数きるようなら調整を行う

■テーマについて

・年度関係なくじっくり考える(役員で話し合い、次回会議で決定できるように)

・必要なら予算をつけてもらう

・2年単位以上なら何をいつまでに決めるというラインを最低限決める

 (ダラダラ伸びないように)

 

<町長との意見交換>

 

>上田委員

公共交通に関する町長の展望は?

>浜上町長

今年の夏に村岡区で試験運行をおこなう。村岡区は谷が深く集落まで公共交通が行き届いていないので、先行して試験区にした。集落からバス停まで遠い地区の中まで町民バスが乗り入れて、利便性や利用率で住民の満足が得られる体系を構築することができるか試す。デマンド型ができるのかどうかも含めて検討している。今年度中にとりまとめて住民に利用してもらえるものをどう構築するか取り組んでいく。

提言については日常の公共交通というより、イベント時等の特別な運行体系に近い。そういった運行体系を要する際には、提言を参考に検討させていただく。

 

>松岡委員

トライやるウィークが始まってから十数年経過し、本来の意味合いが薄れてきている。事業者側は完全に受け入れ側になり、子供たちは本来の意味を理解せず楽な方を選んでいる。香住区なら水産業を選び、大変な仕事だということを体験してほしいが、生徒側も受け入れ側も希望者がいない。町長はどのように考えておられるのか。

>町長

受け入れ側の業種・事業者が減少している。以前は建築会社の受け入れが多くあった。本来の仕事を体験してほしいが、怪我をさせるわけにはいかないというジレンマがある。町の基幹産業や第一次産業は敬遠されがちで、事業所側も遠慮しているような部分がある。

開始から数年たち、当初の目的が薄れてきている感じがする。現実が本来目指すべきものから離れている指摘が、若者まちづくり懇話会から提言されていることを教育長に伝える。地場に根差した産業を希望する生徒が多くなるよう、受け

入れ側も本来している仕事を体験させられる方向を目指す。

 

 

>小谷委員

人口減少により自治体間の競争が起こると予想するが、香美町としてどのような特色をだしていくのか。

>町長

なにをどうするかまだまだ模索していかなければならない。

ex.養父の農業特区

全国で2か所、注目をあびている。一方、農業委員会との摩擦も報道されており、それがクリアになるとこれから目指す方向が見つかると思うが簡単なことではない。

創生会議で示された中で消滅可能性のない町は太子町と播磨町と猪名川町のみ。例えば、太子町は特に大きな産業があるわけでもない。しかし、2040年に現人口の95%が残ると推計されている。この原因は、現行の交通体系の中に生き残れる立地条件があるから。太子町は姫路市に近く、姫路始発の快速電車に乗れば京阪神に1時間程度で行くことができる。土地も安く、ベッドタウンなので家を建てやすい。播磨町は臨海地帯に位置し、猪名川町は山の中だがいろいろな街に働きに出ていける。

このように、町で産業を興す、様々な政策をうつことより、交通の利便性を高めることが近道であるという消極的議論もある。しかし、それだけではだめなので、町の産業を興すため今年度から企業が研修に使う費用の一部助成を始めた。

議員からは給食費の無料化の提案がでているが、香美町が給食費を無料にすれば、

近隣市町それに追随し、結局差別化にならない。正攻法ではないと思う。

それより、インフラや交通体系があり職場は他市町でも居住は香美町ということも考えていかなければならない。

 

 

>今西委員

青山繁治氏の講演会でメタンハイドレート(以下メタン)の燃焼実験施設の話

があったが、メタン関係でなにか検討していることはあるか。

>町長

メタンの化合物をつくる企業が少なく、燃焼実験を日常的に披露することは困難なので、町民や観光客向けの展示施設は現実的ではない。現実にメタンを海から取り出せるようになったとしても、それが香美町のものになるかどうかもわからない。

講演会だけで終わらせるつもりはないが、国や県の調査状況の進捗も芳しいものではないため、状況をみながら対応を検討していく。

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